Archive for 10月, 2011

エッグタルト / イチジクのタルト

中国に出張中の方の写真の、
エッグタルトが美味しそうで
うらやましいから作っちゃえ、というのが
事の始まりだったような気が。はて。

せっかく生地を起こすなら、
これを見るとああ秋だなあと思う果物、
イチジクのコンポートも作って、
これもタルトに焼きましょう。

中華圏で食べるエッグタルトの生地は
もう少し固い、パートシュクレかパートブリゼ
だったように記憶していますが、
今日はふわふわした中身にあわせて、
口に含むとほろっと崩れるサブレ生地にしました。

シンプルな配合なので、発酵バターでいきましょう。
バターを切り込むサブレ生地ではなく、
緩めたバターを砂糖と練る方。
薄力粉は応用範囲の広いファリーヌで。

粉砂糖とバターを柔らかく練り、卵を加え、
アーモンド粉、ふるった粉類を混ぜます。

これでタルト生地のできあがり。
ひとまとめにして、冷蔵庫で半日寝かせておきます。

その間に、イチジクのコンポート作り、

イチジクは、切るのが楽しいですね・・・
中からこの色が出てくる驚きは、分かっていても、
不思議だなあと。

赤ワイン、グラニュー糖、オレンジの輪切りに
シナモンスティックと一緒に、20分ほど煮て
最後は煮汁を飛ばします。

オレンジは、皮を取り除いて一緒にタルトに焼いてもいいですし、
まあ、そのまま食べちゃうのも美味しいです、良い香り。
このまま、完全に冷ましておきます。

次は、エッグタルトの中身作り。

こちらは、卵黄と砂糖を
温めながらもったりするまで立てて、
(私はいつも通り、うんと遠火の焼き網で
ボウルを加熱しています。もちろん、
普通に湯煎するのでかまいません。)

さらにコーンスターチを加え、

軽く温めた牛乳を加えたら、弱火にかけ、
かき混ぜながらとろりとするまで煮詰めます。
完全に冷めたら、生クリームを加えて、
これでエッグタルトの中身は完成。

イチジクのタルトから作りましょう。
生地は3mmの厚みに延ばして敷き込み、
底面をピケします。
230度のオーブンで20分、210度に下げてさらに10分。

こんがりとしっかり焼き色がつきました。

エッグタルトを続けて焼く場合は、
オーブンを180度まで下げてからにします。
卵生地を、あまりかちこちに固めないために
こちらは低めの温度での焼成になるからです。

ふるふるとまだ中身がふるえるぐらいの状態で取り出します。
だいたい、22分ぐらいの焼成時間。

本当に卵と砂糖と牛乳だけの、
シンプルで素朴な、優しいお菓子。

同じ土台ですが、個性の違うタルトになりました。

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本日のレシピ
=========

*イチジクのタルト:
23cm*8cmの長方形タルト型一台
*エッグタルト:
ブリオッシュ型 10個

<タルト生地>
薄力粉(ファリーヌ)300g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
アーモンドプードル 40g
無塩発酵バター 160g
粉砂糖 120g
全卵 1個

<イチジクのコンポート>
イチジク 6個
オレンジの輪切り 2枚
赤ワイン 120cc
グラニュー糖 50g
シナモンスティック 1ぽん

<エッグタルト・中身>
卵黄 4個
グラニュー糖 60g
コーンスターチ 8g
牛乳 200cc
生クリーム 50cc

*イチジクのタルト
オーブン230度20分、210度10分
*エッグタルト
オーブン180度、22分

サンティアゴ・ケーキ

今月は2週間ほどスペインを旅行していました。

旅行中、何度か口にしたのが、
粉砂糖をたっぷり振った、アーモンド粉の黄色いケーキ。ふん
あとからこれが、Tarta de Santiago と呼ばれる、
スペインの守護聖人、
聖ヤコブにちなむ伝統菓子であることを知りました。

レシピをいくつか見て回ったところ、
・アーモンド粉と卵は必ず入る
・砂糖は多め
・バターは、入れたり入れなかったり
・小麦粉は少なめ、乃至はまったく入れない
・粉砂糖で、十字(サンティアゴ十字)を描く
という原則で、あとはいろいろ個性のある配合のようです。

もう少しケーキらしくふんわりさせても良いのですが、
これは、バターを練り、卵はたてないで
みっちりと作る配合。

このお菓子、とにかく特徴は、砂糖の割合が多いこと。
卵の黄色を綺麗に出したいので、グラニュー糖を使います。
粉は、少し重ためにしたいので、ファリーヌにしました。

バターと砂糖を軽くたてたら、卵をいれ、
さらにアーモンド粉を加えます。
エアレーションするには、砂糖の分量が多いため、
混ぜる感じですね・・・・

粉類、水を加えます。
この水の分量が多い 。レシピを見て、あれ?と思ったところ。

レモンの皮をゼスターで削って入れます。
ガリシア地方のお菓子、ということは、スペイン北部なので、
もともと、柑橘類が採れる場所なのかどうかはよく分かりません。
でも、これがあるとアクセントとして美味しいので、
入れちゃいましょう。

型に流して45分焼きます。

十字の型紙は、ウェブで検索して入手しました。
まあ、これもいろいろバリエーションが出てきましたが・・・
とりあえずこれで。

こんもりと粉砂糖を振ったら、型紙を取り除いて完成。

しっかりとした甘みに、レモンの香りがアクセントになった
素朴で美味しいお菓子です。

==========
本日のレシピ
==========
15cm の丸型 一台分

無塩バター 56g
微粒子グラニュー糖 100g
全卵 2個
アーモンド粉 90g
薄力粉(ファリーヌ) 45g
ベーキングパウダー 小さじ1/4
水 60cc
レモンの皮のすりおろし 半個分

*オーブン180度、焼成45分

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